~建築士が語る部屋~

勾配天井の子ども部屋

7月 14th, 2016 きっペー

我が家には4歳と2歳の子どもがいます。子ども達がまだ小さいためそれぞれの個室を設けるのではなく、広々ワンルームの子ども部屋を設けました。将来的に成長して、個室を必要とし始めたらこのワンルームを二つの個室に分ける予定です。ワンルームの広さは10帖です。個室に分けたら一部屋5帖の広さです。

個室になった時に狭さや圧迫感を感じないようにするために子ども部屋には勾配天井を取り入れました。天井が高いことで個室になった時でも開放感さえ感じられるほどなのです。この勾配天井を活かしてロフト収納を設けました。子どもが成長するにつれて、収納しておかなければいけないものは増えていきます。捨てたくても捨てられないものも増えていきます。空間は個室になり狭くなるにも関わらず、物が増えていけば子ども部屋は物で溢れ、勉強に集中することも、ゆっくりと休息することさえできないのです。これを避けるためにロフト収納を設けたのです。

増えていくものをきちんとここに整理するのです。そうすれば広さに限りのある5帖の部屋でも快適な空間が広がるのです。現在はここにまだほとんど物が収納されていません。この隠れ家的な空間が子ども達の遊ぶ心をくすぐり、絶好の遊び場となっています。しかし気になるのが、勾配が急なハシゴで行き来をすることです。2歳の子どもが行き来をする際には少々心配ですし、物を収納する際も、大きさや重さのある物を出し入れする時は一人ではできないと思います。ロフト収納を設ける際には行き来をハシゴでするよりは、固定階段で行き来ができるロフトの方が良かったなと少々後悔しています。

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ニッチ

6月 9th, 2016 きっペー

住宅に希望したことの一つにニッチがあります。最近このニッチは多くの住宅で取り入れられています。ニッチとは壁の厚みを利用して壁面を円形や方形にくぼめた部分のことを言います。このくぼめた部分を飾り棚としたり、物を収納できる収納スペースとして活用させるのです。古材を取り入れニッチのアクセントとしたり、モザイクタイルを使用しオシャレ度の高いニッチを取り入れる人も多いです。

柱や筋交のない部分に設けることができるので、サイズが希望通りにいかないこともあります。壁の厚みさえも有効利用させることで住宅のデッドスペースを生まない、満足度の高い家を実現できるのです。我が家に設けたニッチは、LDKの中心の壁にリモコンニッチ兼飾り棚のニッチを設けました。壁には照明スイッチをはじめ、給湯スイッチ、インターホンモニター、太陽光モニターなど取り付けるものが多いです。これらをニッチ内に収めることでごちゃごちゃした印象になるのを防げ、スッキリとした印象を与えられます。

リモコンニッチの上下には飾り棚のニッチを設けているので、LDKをよりおしゃれに素敵な空間が広がるのです。そしてキッチン前に設けた腰壁に2ヶ所ニッチを設けました。一つのキッチン側に調味料入れのニッチを設けました。今まで作業スペースに並べられていた調味料を、このニッチに収納することで、作業スペースを広々と利用できます。そしてもう一か所はダイニング側にマガジンラックとしてのニッチを設けたのです。散らかりがちな新聞や雑誌を整理するにはピッタリでこのニッチも重宝しています。壁の厚みを大いに利用してデッドスペースゼロの家を目指したいものです。

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キッチン収納

4月 9th, 2016 きっペー

キッチンには調理道具やプライパン、お鍋などさまざまなものを収納します。そこで最近ではしまうものに合わせた収納機能が登場しています。例えば菜箸やお玉などの長いものは立てて収納することで、取り出しやすく、しまいやすくなります。またフライパンやお鍋は、柄の部分がつかみやすくなる収納になっているのです。このようなキッチン収納であれば料理の効率も高まり家事がより楽しく感じられるようになることでしょう。

そして最近では吊り戸棚を無くし、LDKの一体感を高めた間取りが人気となっています。吊り戸棚の必要性は低いと私は思います。私が以前住んでいた住宅には吊り戸棚が設けられていました。広さに限りのあるキッチンであればこの吊り戸棚がないと、キッチンで必要な物が収納しきれないということもあるかもしれません。

しかし吊り戸棚は、物を出し入れしづらく、一番上の棚には何を収納しているか把握しにくいのです。このような収納スペースは不便なので必要性も下がってしまいます。もし吊り戸棚を設ける場合には、目線の高さまで上下に動かすことのできる機能性に優れた吊り戸棚を取り入れましょう。このような吊り戸棚であれば一番高いところに収納したものでも把握しやすく、物の出し入れもしやすくなります。手で動かす手動式のものと、スイッチ一つで動く電動式の吊り戸棚があります。

そして最近ではキッチンにパントリーを設けるのが当たり前のようにもなっています。食材を大容量に収納できるだけでなく、キッチン雑貨などもきちんと管理できるパントリーがあるとキッチンをより広々とさせることができます。キッチン内を広々とさせることで、キッチンでの動きをスムーズにしてくれ、家事の効率もグンと高まるのです。キッチンの収納に注目してみて下さい。

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可動間仕切り収納

3月 1st, 2016 きっペー

我が家は可動間仕切り収納を子ども部屋に取り入れました。それは子ども部屋が一番変化が求められるからです。子ども部屋は子どもの成長過程によって求められるあり方は変わってきます。子どもがまだ小さい時は、広々と走り回れる子ども部屋が理想的です。それぞれの個室を予め設けておくよりは、広々ワンルームでのびのびと遊べる子ども部屋であると、お友達との遊びもより楽しくなります。

小学生頃になると、兄弟姉妹で遊んだり、勉強をしたり、寝たりと共に過ごす時間を大切にできる空間が広がるのです。中学生頃になるとそれぞれの個室を必要としてきます。その時この可動間仕切り収納を利用して、広々ワンルームから二つの個室に分けるのです。将来的に二つに空間に分けることを想定して出入りするドアや窓、照明やコンセントは予め二部屋分設けておくのです。このようにしておけばいつでも簡単に空間を分けることができるのです。簡単に移動でき、また空間にピッタリになるようにオーダーメイドすることができ、空間をアレンジしやいのです。

間仕切りでありながらも収納機能が備わっているため、衣類や勉強道具しっかりと片付けられます。個室としてそれぞれの時間を過ごすことができるのです。そしてより成長すれば子ども達は巣立っていきます。巣立っているとこの子ども部屋は必要なくなります。この可動間仕切り収納を利用して空間の広さを自由にアレンジし、収納部屋と趣味部屋を設けるのもいいですし、子ども達が帰省した時に寛げるように広々ワンルームに戻すこともできるのです。変化に対応するにはこの可動間仕切り収納がおススメです。

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ニッチのある家

1月 19th, 2016 きっペー

最近住宅で多く取り入れられているものの一つがニッチです。ニッチは壁の厚みを利用して飾り棚を設けたり、収納スペースを設けることができます。我が家の新築住宅にもこのニッチをできるだけ多く取り入れてもらいました。まず玄関入って正面の壁に飾り棚としてのニッチを設けました。ここにこのニッチを設けたことで玄関のアクセントとなり玄関を華やかな印象にしてくれています。夜でもここに飾っている雑貨が引き立つように、ニッチの上部には照明を設けました。暖かい明るさが夜でも雑貨を優しく照らしてくれオシャレな玄関を演出できるのです。

そしてリビングにはリモコンニッチを設けました。リビングには壁に設置するスイッチが多いです。照明スイッチ、インターホンモニター、太陽光モニター、給湯スイッチとこれらをニッチ内に収めることで生活感を感じさせにくく、スッキリとした印象を与えてくれます。そしてキッチンの腰壁には調味料入れのニッチを設けました。作業スペースに並べられていた調味料をニッチ内に収めるようにしたことで、作業スペースをより広々と使え、調理もしやすくなりました。

そして同じ腰壁にはもう一か所マガジンラックとしてのニッチを設けました。ここには子ども達が描いた絵を飾ったり、散らかりがちな新聞や雑誌を片付けることができるのです。壁の厚みをいろいろな目的で使用でき、非常に満足度の高い家に仕上げることができました。壁の厚みというデッドスペースを大いに活用してほしいと思います。どこに設けても空間に全く圧迫感を与えないのが嬉しいですね。

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家事の効率が高まるカップボード

12月 21st, 2015 きっペー

キッチンに設置するカップボードは空間にピッタリに造り付けてもらいました。床から天井近くにまで広がるカップボードは何と言っても収納力抜群です。キッチンで必要な物をここに全て収納できることから、キッチンでの家事の効率が非常に高まっています。

扉三枚にも広がるカップボードの扉一枚分には食器を収納しています。普段使いするものから、使用頻度の低いものまで全てを収納しているので、用途に合わせてお皿選びがしやすくなりました。そして隣の扉一枚分には、キッチン家電を収納しています。日々使用する電子レンジや炊飯器はもちろんのこと、ホットプレートやたこ焼き器、フードプロセッサーなどキッチンで使用する家電をしっかりと収納できています。そして最後の扉一枚分はキッチンパントリーとして食品をしまうスペースとなっています。30キロのお米の袋のスッポリと入るパントリーは重宝しています。キッチンの床部分に物が散らかることがないので、家事が行いやすく、家事の効率も高まっています。

振り返るとキッチンで必要なものが一か所で収納されているので、ほとんど移動することなく必要な物を取り出せるのです。そして私が一番気に入っているのが、使用しない時や来客時にはすりガラスの扉で全てを隠すことができることです。特にキッチン家電などが目に入るとキッチンが一気に生活感を感じる空間になります。収納しているものが隠せることでスッキリとスタイリッシュなキッチンとなるのです。キッチンは女の城とも言われるだけに自分が居心地のいい空間にしたいものです。

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二つの玄関

10月 29th, 2015 きっペー

我が家は玄関の動線を二つに分けました。入って正面はメインのお客様用玄関です。その隣にシューズクロークを設けました。シューズクローク側は家族用の玄関も兼ねています。シューズクロークを行き止まりにせず、室内への動線を確保することで便利で行き来のしやすさを高めることにも繋がります。このように玄関の動線を二つに分けたことでメインの玄関側には靴や物が散らかるのを防げています。メインの玄関を常にきれいでスッキリとした空間を維持できることで、急なお客様にもしっかりと対応できるのです。

またシューズクロークは家族の靴を大容量に収納できます。どこにどの靴があるのかが一目で把握でき、オープン棚なので靴の出し入れもしやすいです。子どもの靴は自分達で出し入れができる下段部分に並べました。履く頻度に合わせて、また靴の種類ごとに整理することで使い勝手の良さを高めています。このようなシューズクロークにしたことで、子どもが自ら靴を出し、脱いだらしまうという習慣を身に付けることができました。

シューズクロークは靴をしまうだけでなく外で使用するバーベキュー用品や洗車用品、旦那さんのゴルフ用品や子どものおもちゃやスポーツ用品など室内に収納しておくことができない物まで収納できる土間収納スペースも充実させました。そうすることで外で使用して汚れても気にすることなくしっかりと収納できるので、玄関部分やポーチ部分に荷物が置きっぱなしになり圧迫感を感じる玄関は避けられるのです。室内への動線を確保するということは通路分のスペースが必要です。その分収納量が減ってしまいますが、便利で使いやすい玄関となっています。

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階段を上がった先のフリースペース

9月 1st, 2015 きっペー

二階建て住宅の階段を上がった先のスペースをどのように活用させていますか。大抵の家庭でただの通路となっていると思います。しかしこのスペースを有効活用させることで、二階で過ごす時間をより楽しく、そして充実した暮しが送れるようになるのです。我が家の二階は階段を上がった先のフリースペースを重視して考えました。

二階には通路はありません。寝室や二階トイレ、子ども部屋への行き来は全てこのフリースペースから行います。通路がないことでデッドスペースを無くし、各スペースを有効的に利用できるようになるのです。このフリースペースは吹き抜けに面して設けられています。なのでここを今は子ども達が遊ぶスペースとして利用しています。

一階におもちゃを並べるとすぐにリビングがおもちゃだらけになってしまいます。リビングの快適性を欠くので、ここを子どもの遊ぶスペースとしました。4歳と2歳の子ども達だけでこのスペースを利用しても、吹き抜けを通して子どもの気配や様子を伺うことができるので、安心して遊ばせることができています。また吹き抜けを通して声を掛ければ会話もしやすく、一階と二階でバラバラに過ごしていても家族の繋がりを感じられることができるのです。

ここにはカウンターを造り付けてもらいました。もう少し成長したら子ども達のスタディーコーナーとして利用させたり、パソコンスペースとして活用させてもいいかなと思っています。また吹き抜けに面して設けられているため、冷暖房の風が流れてきます。これを利用して、このフリースペースには室内用洗濯物干しを設けました。衣類がきちんと乾くので家事への不満も軽減しそうです。二階ホールを上手に活用してみてほしいと思います。

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廊下からの動線

8月 4th, 2015 きっペー

住まいを新築する時、少し前まで、玄関ホールから廊下を伸ばし、それをLDKや水回りへの動線としてきました。そのため、住まいは南北に分断され、南側からの自然の光や風が北側に届くことを阻害してきました。それだけではなく、限られた広さの中で、廊下を作るわけですが、廊下は動線としてしか使うことができず、もったいない空間になってしまいます。そこで、廊下を動線としてだけでなく、収納スペースとして、考えると、かなりの収納量を確保できます。

私の友人が二世帯住宅を新築する時、住まいの西側だけが道路に接していたので、西側に玄関をつくり、玄関ホールから東に向かって、廊下を作り、突き当たりに両親のプライベートスペースを配置しました。廊下の北側には、バスルームと洗面脱衣所とトイレを作りましたが、廊下の南側の壁はかなりの広さがありますが、LDKのドア以外は、何も利用することができませんでした。最初は、オシャレな腰壁にしようと思っていましたが、多趣味な両親の収納に利用できないかと思い直しました。高齢になって、介護が必要になった時のことを考えて、車椅子が通ることができて、そのままトイレにも洗面脱衣所に入れるように、廊下を広めにとりました。しかし、このままでは、動線だけなのに、もったいない気がしました。

そこで、腰壁の高さの収納家具を作ってもらい、設置することにしました。将来、車椅子になって、邪魔になったら、動かすことができるように、作りつけにはしませんでした。そこには、父親の外出用の帽子やクラッシックのCDや書籍、母親の編み物の道具や毛糸、パッチワークの道具や布を収納しました。収納家具の天板部分には、手摺もつけました。将来は、手摺として使うためですが、現在は、天板部分に飾ったものが落下しないような役目も兼ねています。お陰で、両親のプライベートスペースがすっきりしました。

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LDKの一体感

7月 6th, 2015 きっペー

LDKの一体感を高めたいという人が増えてきました。対面式のオープンキッチンにして、ダイニングやリビングの間に壁や扉を設けず、LDKの一体感を高めるスタイルが非常に人気です。

またLDKに広さや開放感を増すためにも、リビング内やリビングの延長線上に和室を設ける間取りも人気となっています。LDKの一体感を高めることで、家族がそれぞれの空間に居ても目が行き届きやすく、顔を見てコミュニケーションが取れるのが最大の魅力です。子育て真っ最中のママはこの間取りは一番子育てしやすい形でもあると思います。壁や扉で間仕切らないので、視界が奥にまで繋がり広々と開放感が生まれ、家族の最高の居場所となると思います。

LDKの一体感を高めることで、空間にメリハリが生まれず単調な印象となってしまうこともあります。それぞれの空間を一体感はそのままに、ゾーニングすることで、空間にメリハリが生まれより過ごしやすい空間となるのです。
一体感はそのままにしておきたいので、高低差でゾーニングする方法があります。リビングをダウンフロアにすることで、一体感はそのままにリビングはより家族が落ち着ける居心地のいい空間が広がるのです。

また面格子でダイニングとリビングのゾーニングを行うのもいいと思います。面格子なので明るさも遮ることはありません。一体感にこだわるあまりに空間のメリハリが損なわれるということもあるだけに、ゾーニングを上手にしてそれぞれの空間を居心地のいいものにするように心掛けるといいでしょう。

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